Z世代の女性が選ぶ「2022年に流行ったグルメ」 1位は「カヌレ」、2位の「JKケーキ」って何?「2022年のトレンド調査」

» 2022年11月12日 10時30分 公開
[ITmedia]

 若者マーケティング研究機関のSHIBUYA109 lab.(東京都渋谷区)は、15〜24歳女性を対象に実施した「2022年のトレンド調査」の結果を発表した。「2022年に流行ったカフェ・グルメ部門」1位は「カヌレ」。2位には、スーパーやコンビニで購入できるスポンジケーキにクリームや菓子をトッピングして作る「JKケーキ」がランクインした。

「カフェ・グルメ部門」2位の「JKケーキ」(画像:プレスリリースより)

 「JKケーキ」は、完成までの過程を撮影した動画がSNSに投稿されたことがきっかけで人気になった。コロナ禍で制限されていた、放課後の学校での時間が増えたことで、友達との思い出作りの一環として広まったと同社は分析している。

「カフェ・グルメ部門」1〜5位(画像:プレスリリースより)

 3位には「バナナスプリット」がランクインした。縦半分にカットしたバナナにアイスクリームを添えた、豪華でハイカロリーな見た目のケーキ。アメリカンテイストのスイーツや飲み物で机をいっぱいにして家で楽しむ「アメリカンパーティー」がトレンドになったことから、米国の伝統的なスイーツであるバナナスプリットが注目されるようになったという。

3位の「バナナスプリット」(画像:プレスリリースより)

コンテンツ部門では?

 コンテンツ部門1位は「SPY×FAMILY」だった。アニメだけでなく、キャラクター人気も高かった。特に、アーニャの「アーニャピーナッツが好き」というセリフがトレンドとなり、TikTokではアレンジ動画を投稿する若者も多かったという。

 2位は「ちいかわ」。Twitterのマンガに加え、アニメ化もされたことから人気に火が付いた。見た目のかわいさ・ゆるさに反して、意外に感情の変化が激しいギャップが魅力。加えて、物語の展開についてファン同士で考察し合える余白も支持を集めている。

GUなどともコラボしている(画像:ジーユーのプレスリリースより)

 3位にランクインした「明日、私は誰かのカノジョ」は、新宿・歌舞伎町周辺で生活する、さまざまな悩みを抱えた女性のリアルな実態を描いた漫画作品。実写ドラマでは、齊藤なぎささんが演じるキャラクター「ゆあてゃ」の再現度の高さも支持された。

「コンテンツ部門」1〜5位(画像:プレスリリースより)

 その他、「アーティスト部門」「ファッション部門」「ポーズ部門」など合計9部門でのトレンドを公開している。調査は、15〜24歳の女性を対象にインターネットで実施した。期間は9〜10月で、有効回答数は564人。

9部門でのトレンド大賞を発表(画像:プレスリリースより)

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