キャリアステップが多様な企業 2位「サイバーエージェント」、1位は?24年卒6000人にアンケート

» 2022年11月25日 06時30分 公開
[ITmedia]

仕事に役立つ調査データ:

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

 コーポレートブランディング支援を行う揚羽(東京都中央区)は、2024年卒業予定の大学生を対象に「企業ブランドイメージ調査」を実施し、約6000件の回答を得た。「多様なキャリアステップが整備されている企業」を尋ねたところ、総合コンサルティング会社の「アクセンチュア」がトップとなった。

揚羽は24年卒業予定の大学生を対象に「企業ブランドイメージ調査」を実施した(ゲッティイメージズ)

 調査では、企業の魅力の要素となる「業界・個社・仕事・キャリア・人」の5つのブランド項目に関し、計25項目の質問を設定し、学生が任意で選択した企業それぞれに対するイメージを4段階で回答。その結果をもとに、企業ごとに25項目のスコアを比較した。

 25項目のうち「多様なキャリアステップが整備されている」企業について、スコアの高い順にランキング化したところ、1位は「アクセンチュア」(スコア81)、2位はインターネットテレビ「ABEMA(アベマ)」などを運営する「サイバーエージェント」(同80)がランクインした。

「多様なキャリアステップが整備されている」スコアの高い企業上位10社(プレスリリースより)

 3位は「アマゾンジャパン」「GoogleLLC」(いずれも78)、4位は「エヌ・ティ・ティデータ」(76)が入り、以降には商社などがランクインした。

 調査を実施した揚羽は「昨今は人的資本経営の広がりで、多様な個を生かすための取り組みや自律的なキャリア形成を後押しする支援を設ける企業も増えている」と指摘。「採用活動においても、『自社らしくない』人材も含めた多様な人材を獲得したいという人事担当者の声も多く聞く。株主のみならず、求職者も含めたすべてのステークホルダーに対し、自社の人的資本経営の実現に向けた取り組みを発信していくことが重要」だとコメントしている。

 調査は9月6〜30日、24年大学卒業予定者を対象にインターネットで実施した。有効回答数は5902件。

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