消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
2023年にお金をかけたいもの1位は「旅行」(27.2%)――そんな結果が博報堂グループの調査機関である博報堂生活総合研究所の調査で分かった。
2位は「貯金」(22.3%)、3位は「外食」(19.5%)、4位は「普段の食事」(18.9%)、5位は「趣味」(18.3%)という結果に。
22年にお金をかけたものを尋ねると、「普段の食事」(29.9%)が最多で、「外食」(19.7%)、「趣味」(19.1%)、「旅行」(16.0%)、「貯金」(15.8%)と続いた。
22年のトップだった「普段の食事」が、23年にお金をかけたいものランキングでは4位だった。また、23年には「旅行」にお金をかけたいと考える人が多かったことから同研究所は「物価上昇の影響などで節約/貯金への意識が高まりつつも、コロナ禍の規制緩和によりソト向き消費への意識は高まっているようだ」と分析した。
22年の景気はどうだったか、23年の景気はどうなると思うかについてそれぞれ尋ねた。
すると、22年の景気は「悪かった」(66.1%)が「良かった」(4.3%)を大きく上回った。23年の景気予想については、「悪くなる」(44.9%)が、「良くなる」(12.1%)を上回った。同研究所は同様の調査を15年から実施しているが、景気が悪くなると考える人の割合は、過去最多だったという。
今回の調査は10月3〜6日、インターネット上で実施した。調査対象者は20〜69歳の男女3900人。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング