Z世代が選ぶ「22年トレンド大賞」 3位「コムドット」、2位「ギャルピース」、1位は？：7000人にアンケート

[ITmedia]

仕事に役立つ調査データ：

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

　バイドゥ（東京都港区）が提供するキーボードアプリ「Simeji」は、Z世代（10〜24歳）の男女約7000人を対象に調査を実施した「Simeji presents Z世代トレンドアワード2022」を発表した。年間トレンド大賞には、お笑いタレントなかやまきんに君の掛け声「ヤー！パワー！」が選ばれた。

22年にZ世代に流行したものは？　画像はイメージ（ゲッティイメージズ）

　「ヤー！パワー！」には「前向きな気持ちになれるし、元気が出る」という意見のほか、「休み時間に聞こえてくる」「運動会のクラスのスローガンだった」などといった感想も寄せられ、学校でもよく聞く掛け声だったことがうかがえる。

　2位の「ギャルピース」は、ピースを作って手のひらの方を上に向けて、前へ突き出すポーズ。90年代にも流行し、人気韓国アイドルグループ「IVE」の日本人メンバー、レイがこのポーズをしたことで韓国でもトレンドになったという。「TikTokで小顔に見える」という意見が寄せられるなど、SNSで投稿され流行した様子がうかがえる。

Z世代年間トレンドランキング（プレスリリースより、以下同）

　3位は、2018年に結成した5人組ユーチューバー「コムドット」が選ばれた。企画動画の面白さだけでなく「きちんと戦略があって最近地上波冠番組やCMに出演している」などと、手腕を評価する声も挙がった。コムドットがCM出演したUHA味覚糖の新商品「水グミ」も同率で3位に選ばれた。

　調査では「ヒト部門」「モノ部門」「コト部門」に分けてランキング化し、ヒト部門では俳優の橋本環奈さんや、人気ユーチューバー「平成フラミンゴ」などの名前も挙がった。モノ部門では、絵文字を多用するなどの特徴がある「おじさん構文」もランクインした。

ランクインした「おじさん構文」の特徴

　調査は10〜24歳の男女6895人を対象に、10月27日〜11月13日にアプリ「Simeji」内で実施した。