気になる「おじさん構文」、3位「文章が長い」、2位「カタカナを乱用」、1位は?Z世代600人に聞いた

» 2022年08月16日 09時45分 公開

仕事に役立つ調査データ:

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

 バイドゥ(東京都港区)が提供するキーボードアプリ「Simeji」は、アプリユーザーを対象にSNSでのおじさん構文に関するアンケートを実施し「Z世代が選ぶ!! 気になるおじさん構文の特徴TOP10」を発表した。1位は「絵文字・顔文字・記号を多用する」だった。

photo バイドゥは、「Z世代が選ぶ!!気になるおじさん構文の特徴TOP10」を発表した(画像はイメージ)

 「おじさん構文」とは、中高年の“おじさん世代”がメッセージアプリやメールなどで活用する絵文字の使い方や特徴的な言い回しのことを指し、Z世代の間で話題となった。

 2位は「文章中にカタカナを乱用する」、3位は「1度に送る文章が長い」、4位は「親しくないのにメッセージになるといきなりタメ口」、5位は「名前はちゃん、チャン付け表記」だった。

1位は絵文字・顔文字・記号の多用

 1位の「絵文字・顔文字・記号を多用する」と答えた人からは、「Z世代は絵文字よりもスタンプを使う方が多い」「頑張って今どきに合わせてる感がある」「慣れてなさそうな感じ」「お父さんが良くしてる」「ガラケーの名残?」との声が聞かれた。おじさん世代が若者だった頃に流行した「絵文字」の利用が、Z世代とのメッセージのやり取りの違いを感じるようだ。

photo おじさん世代とZ世代のやりとり(出所:プレスリリース、以下同)

 2位の「文章中にカタカナを乱用する」と答えた人からは、「最後をカタカナにする使い方がちょっと古い」「本人は優しく接している感じ」「くどく柔らかい表現にしようとしてくる」との声が聞かれた。絵文字と同様、おじさん世代が若かった時に流行していたカタカナ語尾を使うところに年代を感じるという意見が多かった。

photo Z世代が選ぶ!!気になるおじさん構文の特徴TOP10

 3位の「1度に送る文章が長い」と答えた人からは、「言いたいことを全部まとめて言ってくる」「たぶんずっと通知が来ると迷惑だと思っている」「最近の言葉の略し方を知らない」「読みにくい」との声が集まった。伝えたいことを一度にまとめて送ってくる傾向がガラケー時代の名残りに感じられ、メッセージを送る時は短い文章で複数に分けて送ることが多いZ世代はジェネレーションギャップを感じるようだ。

 調査は6月27日〜7月5日に集計し、 10〜24歳の男女597人を対象とした。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.