消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
大日本印刷などが運営する「honto」は、電子書籍ストアの販売データを基に「2022年電子書籍コミックのヒット」ランキングと「2023年注目タイトル」を発表した。
その結果、少年コミック部門のヒットタイトル1位は、『逃げ上手の若君』だった。2位は『吸血鬼すぐ死ぬ』、3位『シャングリラ・フロンティア』、4位『SPY×FAMILY』、5位『ワンパンマン』となった。
1位の『逃げ上手の若君』は、『暗殺教室』作者の松井優征さんの新作であり、21年8号から連載が開始され、8巻まで刊行されている。北条時行の生涯を描く歴史漫画で、約5年ぶりのジャンプ連載で注目が集まる。
また、販売伸長率上位10タイトルのうち、アニメ化予定の2タイトルを含め8タイトルがアニメ化作品となる。
23年の注目タイトルは『黄泉のツガイ』で、『鋼の錬金術師』の作者の荒川弘さんの新連載となる。読者レビューでは、「とにかく面白い。話の進み具合も早いし、謎は山盛りだし、シリアスと笑い割合も絶妙だし、久しぶりに『もう終わり?』という漫画を読みました」などの声が寄せられている。
青年コミック部門のヒットタイトルは、22年4〜6月にアニメが放映された『パリピ孔明』が1位を獲得した。2位は『Artiste(アルティスト)』、3位は『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』がランクインした。
少年コミック部門同様、アニメ化作品が7タイトルランクインとなり、8位『山田くんとLv999の恋をする』はウェブコミック雑誌「GANMA!」で連載中で23年にテレビアニメ化されることが決定している。
23年の注目タイトルは、2度実写映画化された人気作『ザ・ファブル』の第二部『ザ・ファブル The second contact』で、5巻まで刊行されている。読者レビューでは、「前作が大好きだったので、続編も楽しみにしておりました。物語の中でもコロナ禍なのがさすがだと思います」などの声が寄せられた。
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