ドン・キホーテは12月16日、公式Twitterで公式キャラクターを従来の「ドンペン」から「ド情ちゃん」に交代すると発表した。交代の理由については「ドンキのオリジナルブランド『情熱価格』を皆さまに知ってもらいたいという真摯な思いから」と説明している。ド情ちゃんは情熱価格のキャラクターだ。
ツイートは午後7時時点で16万超の「いいね」を獲得するなど、注目を集めている。長年ドン・キホーテのアイコンとなってきたキャラクターだけに交代を悲しむ声も多い様子だが、運営会社はどのように受け止めているのか。
ITmedia ビジネスオンライン編集部が運営元のパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスに問い合わせたところ、「発表後、『本当にやめちゃうの?』『悲しい』『ドンペンがいい』など、多くの方から反響をいただき、これほどドンペンが皆さまに愛されていたということに改めて気付かされました。現在、緊急で社内会議を開き、再度公式キャラクターについて検討をしております」との回答を得た。
同社が公式キャラクターを交代させてまで認知度を高めたいと考える「情熱価格」とは、どんなブランドなのか。
2009年にスタートしたドン・キホーテのプライベートブランド(PB)で、食品、家庭雑貨、健康用品、衣料品、ペット用品など多岐にわたる商品を展開してきた。しかし21年2月、「いまひとつ面白みに欠ける普通のPBになってしまった」と詫びる声明と共に、ブランドのリニューアルを発表。
「PBはPBでも、自社だけでつくる『プライベートブランド』ではなく、みなさんと一緒につくる『ピープルブランド』として生まれ変わります」として、商品に関する顧客からのダメ出しを募集する特設サイト「ダメ出しの殿堂」を開設した。
リニューアル後の商品は、特に食料品に関してはパッケージに長い説明文が表示されていることが特徴。商品の特徴を分かりやすく打ち出し、消費者の支持を得るねらいがあるという。
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