東京ドーム(東京都文京区)は1月24日、「東京ドームシティ」の各種大規模リニューアルを実施すると発表した。23年1月より順次着工し、24年夏の完成を目指す。
東京ドームシティは、読売巨人軍の本拠地「東京ドーム」をはじめ、「東京ドームシティ アトラクションズ」「LaQua(ラクーア)」「後楽園ホール」「東京ドームホテル」などからなる都内最大規模のエンターテイメント施設。本リニューアルでは、来場者の「心が動く、心に残る。」体験を街づくりのテーマに掲げる。
ランドスケープの刷新では、「Fun」 を中心とした6つのキーワードを設定した。同社は「来場者の非日常感の醸成や期待感の高揚、滞在快適性と回遊性の向上などを図ることで、街の一体感を醸成し魅力的な空間を創出する」としている。マスターデザインアーキテクトにはホシノアーキテクツ(東京都港区)を採用した。
本計画では、東京ドームを中心にJR・都営地下鉄水道橋駅、東京メトロ後楽園駅、都営地下鉄春日駅の各駅に向けて放射線上に多数のLEDビジョンを増設。新設の長さ100メートル以上のデジタルサイネージに囲まれた芝生広場は、「自然とデジタルが融合した空間として、さまざまな体験価値を提供する」と同社は説明する。
東京ドーム周辺の人工地盤と東京ドームシティ アトラクションズをつなぐ大階段の設置といった導線の強化や、階段の改修、公道に面するフェンスなどの老朽化への対応も行う。
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