消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
約7割の社会人がテレワーク中にさぼった経験がある――。そんな結果が、キャリア調査機関「Job総研」を運営するライボ(東京都渋谷区)のアンケート調査で判明した。さぼった内容として最も多かったのは「休憩時間を長めにとる」で57.7%だった。
コロナ禍で普及したテレワークの現状と課題について調べるため、ライボが874人の社会人男女を対象に「リモートマネジメント実態調査」として実施した。
対象者全員にテレワーク中にさぼった経験があるかどうか尋ねると、「すごくある」(15.3%)、「ある」(23.1%)、「ややある」(27.0%)を合算した「ある派」の回答は65.4%に上った。
また、マネジメントポジションの303人に、テレワーク中のさぼりへの対応について尋ねると「特に対応なし」(23.4%)、「ほぼ黙認している」(21.1%)、「ある程度黙認している」(42.2%)を合算した「黙認している派」は86.7%に上った。
さぼった経験があると回答した人にさぼりの内容を聞くと、「休憩時間を長めにとる」が57.7%で最多。次いで「ネットサーフィンをする」(50.7%)、「業務とは関係ない動画を見る」(24.5%)が上位3つの回答結果となった。
現在テレワークを実施している人に現状のテレワークの頻度を聞くと、「フルリモート」が23.4%、「週に4日以上」が16.4%、「週に3〜4日」が18.6%、「週に1〜2日」が23.6%――となり、フルリモートを含めて58.4%が週に3日以上テレワークを実施していることが分かった。
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