転職して年収が「上がる」または「下がる」 その差は?転職コンサルに聞いた(1/2 ページ)

» 2023年02月01日 16時55分 公開
[熊谷ショウコITmedia]

 エン・ジャパンは、ミドル層の「転職後の年収」に関するアンケート調査を実施した。その結果、転職後に最も年収が上がる年代は40代前半。業種トップは「IT・インターネット」、職種トップは「経営・経営企画・事業企画系」であることが分かった。

30〜50代の「転職後の年収」を調査(画像はイメージ)

 本調査は、同社が運営するミドル世代向けの転職サイト「ミドルの転職」を利用している転職コンサルタントを対象に実施したもの。

 転職後に年収が上がるケースで最も多いのは「採用難易度が高いポジションへの転職」(56%)。2位「業績好調な業界への転職」(53%)、3位「役職が上がる転職」(43%)だった。一方、年収が下がるケースは、1位「大手企業から中小企業への転職」(47%)、2位「役職が下がる転職」(47%)、3位「ベース給与が下がる異業種への転職」(46%)となっている。

転職後に年収が上がるケース(出典:プレスリリース、以下同)
転職後に年収が下がるケース

 転職後に年収が上がる年代の1位は「40代前半」(75%)。2位「35歳後半」(73%)と、35〜44歳が上位に。以下「40代後半」(上がる場合:44%/下がる場合:25%)、「50代前半」(同:12%/54%)、「50代後半以降」(同:2%/58%)となり、40代前半をピークに年収が上がる人は減少傾向にあることが分かった。

転職後に年収が上がる/下がる年代
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