電通はヤマト運輸と連携し、米Microsoftのコミュニケーションツール「Microsoft Teams」上で、宅急便の発送手続きができるソリューションの提供を発表した。2月15日から実証実験を行い、今春から本格的に提供を開始する予定。テレワークが定着し、オフィス外から荷物を発送するニーズが増える中、利便性向上を図る。
業務上必要な荷物をオフィス以外の場所から発送する際、「手元に送り状がない」「経費の立て替えが必要」などの状況が発生し、リモートワーク環境に適した配送サービスの在り方が求められていると同社は指摘する。
新ソリューションは、ユーザーが仕事上で必要な荷物をオフィス以外から発送する際、Microsoft Teams上で送り先情報を入力すると専用の二次元コードを作成する。最寄りのコンビニエンスストアや宅配便ロッカーなどから発送できるようにした。
配送料金は会社に一括で請求されるため個人で立て替える必要はなく、経費処理の手間を省ける。
電通は当ソリューションの事業計画から実証実験の推進などを担い、グループ会社の電通国際情報サービス(東京都港区)がシステムの構築を支援している。今後は運営事務局を組成し、企業への導入支援を行う。
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