ITエンジニア、求人倍率「79.6倍」の職種とは?レバテック調べ

» 2023年02月08日 05時00分 公開

 レバテック(東京都渋谷区)は、ITエンジニア・クリエイターの正社員転職・フリーランス市場動向に関する調査を実施した。その結果、正社員の求人倍率を職種別に見ると「データマイニング」(79.2倍)が最も高いことが分かった。

レバテック ITエンジニア・クリエイターの正社員転職・フリーランス市場動向(画像はイメージ)

 2022年12月のITエンジニア・クリエイターの正社員求人倍率は15.8倍だった。厚生労働省が発表した22年11月の有効求人倍率が1.35倍であることから、ITエンジニア・クリエイター職の求人倍率が高い水準で推移していることが分かる。求人数も増加傾向にあり、22年12月は前年同月比で1.28倍という結果に。

レバテック 正社員求人数、求人倍率 (出所:プレスリリース、以下同)

 転職希望者数も21年7月以降増加を続けており、22年12月は過去最高を記録した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で21年中では転職希望者数の増加幅が鈍化していたが、現在では完全に回復したことがうかがえる。

レバテック 正社員転職希望者数、求人倍率

 22年12月のフリーランス案件倍率は2.3倍となり、21年末から減少トレンドが続いている。案件数は前年同月比104%とほぼ横ばいであるのに対し、案件希望者数は前年同月比172%。21年末以降、著しい増加を見せた。

レバテック フリーランス案件数・案件倍率
レバテック フリーランス案件希望者数・案件倍率

求人倍率は「クラウド」25.4倍、「データマイニング」79.2倍

 スキル・職種別の求人倍率を見ると、データマイニングが79.2倍と最も高く、クラウドが25.4倍、Java(BtoB)が23.3倍と続いた。前年同月比で見ると、Java(BtoB)、データマイニングの求人倍率が増加している。

レバテック スキル・職種別求人倍率

 今回の調査は、同社のエージェントサービスの直近のデータを用いて実施した。

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