消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
三井住友カードと日本総合研究所は、三井住友カードが保有するのクレジットカード決済データを基に、訪日外国人の消費動向について分析したレポートを作成した。
地域別にみると、関東・中部・東北ではコロナ前を上回る水準までインバウンド需要が戻っているが、中国人観光客への依存度が高かった近畿などで、回復の遅れがみられることが分かった。
大阪府のインバウンド決済額を見ると、回復の早い韓国人観光客などの決済額は増えているが、シェアの大きかった中国人の決済額が大幅に落ち込んでいることがうかがえる。
回復が先行している大分県のインバウンド決済をみると、特定の国に依存することなく、満遍なくインバウンド決済額が回復している。
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