原材料費の高騰や慢性的な人員不足など、小売業を取り巻く課題は多様化し、ビジネスモデルの変革や生産性の向上が急務となっている。そんな中、ITを活用した無人決済システムを通じて小売業の課題解決を目指す企業がある。それがTOUCH TO GO(TTG、東京都港区)だ。
前編の「『駅ナカ無人コンビニ』から3年 仕掛け人が語る“野望”と10年後の小売ビジネス」では、TTGを立ち上げた経緯や、無人決済システムが果たす役割について同社の阿久津智紀社長に聞いた。後編では、小売業全体が抱える課題やその解決先について尋ねた内容を紹介する。
ITを活用した無人決済システムを通じて小売業の課題解決を目指すTTG、そのシステムはファミリーマートやANAグループの土産店であるANA FESTA、タリーズコーヒージャパンなどに採用され、店舗の省人化や無人化の実現に寄与している。2022年5月から東芝テックと共にTTG製品の全国展開を開始。阿久津氏が目標とする「自販機に次ぐインフラ」構築に向けた動きはさらに加速するだろう。
店舗の無人化、省人化に向けて着実にまい進する阿久津氏は、業界全体の課題をどのように捉え、解決へ向けどう取り組めばよいと考えているのだろうか。
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