マクドナルドの口コミを分析 ポジティブは「便利」、ネガティブは?注文したモノと違う

» 2023年03月02日 10時57分 公開
[堀内ひろITmedia]

 口コミ管理ツール「口コミコム」を扱うmov(東京都渋谷区)は、マクドナルドの口コミ分析結果を発表した。口コミ投稿件数は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、2020年に前年比36.0%減と大きく落ち込んだことが分かった。

(出所:写真AC)

 口コミ投稿件数は21年以降、徐々に回復しており、22年にはコロナ前の19年の11.1%減にまで戻っている。

マクドナルドの口コミ数の年別推移(出所:mov)

 ワード別に口コミでのポジティブな使用率を見ると、「便利」が99%でトップ。以下「奇麗」(96%)、「スムーズ」「好き」(それぞれ93%)が続いた。movでは「ファストフード店に求められる要素がワードとして表れている」とコメントしている。

 一方、口コミでのネガティブな使用率では、「残念」が95%でトップ。以下「確認」(91%)、「態度」(85%)、「渋滞」(74%)が続いた。具体的には「注文したものとまったく違うものが入っていた。注文の確認と、渡すときの確認を、しっかりしてほしい」といった口コミに使われていた。

ポジティブ/ネガティブワード(出所:mov)

 店舗展開に関するキーワードを分析したところ、関西、中国・四国、九州・沖縄では「便利 」「オープン 」の使用回数が目立った。また「綺麗 」「清潔 」を使っている人も多く、「新店・改装が口コミにポジティブな影響を及ぼしていると言える」(同社)

 各都道府県5店舗、全国235店舗のマクドナルドのGoogle マップ、Yahoo! Map、食べログで公開されている口コミ2万3404件が対象。調査期間は11年1月1〜23年1月31日。

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