消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
ペット保険を取り扱うアニコム損害保険(東京都新宿区)は、ペットにかける年間支出調査の結果を発表した。その結果、1年間にかける費用は犬が36万円、猫が16万円であることが分かった。
2022年と比較すると、犬の費用は特に防災用品が増え、103.4%と微増傾向。猫は95.0%で微減していた。光熱費については、犬猫ともに増加している。
人気の犬種別で見ると、最も合計が高かったのはトイ・プードルの37万円で、全体平均を1万円以上上回っている。トイ・プードルは被毛が伸び続けることから定期的なカットが必要なため「シャンプー・カット・トリミング料」が7.3万円と高額で、「治療費」の7万円を上回るとともに、柴犬の2.7万円と比べても3倍近い出費となっている。
小型犬で食事量が少ないチワワは「フード・おやつ」の費用が3.8万円と、全体平均の6.6万円を大きく下回った。「サプリメント」も0.9万円と、全体平均の1.1万円を下回っている。柴犬は「フード・おやつ」が7.8万円で、全体平均を1万円以上に。一方で「ケガや病気の治療費」は5.6万円と、全体平均よりも少ない。
ミニチュア・ダックスフンドの「洋服代」は1.2万円で、4犬種の中で最も高額だった。同社では「独特の体型であるミニチュア・ダックスフンド専用の洋服を販売しているブランドも多く、納得の結果といえる」とした。また、椎間板ヘルニアにかかりやすいなどの影響か、サプリメントにも費用をかけている飼い主が多いようだ。
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