日本マクドナルドは3月14日、人気の期間限定商品「てりたま」シリーズについて、販売を休止する可能性があると発表した。鳥インフルエンザ流行などを背景に、国内市場で卵の供給不足が続いているため。対策として、卵を使わない「チーズチーズてりやきマックバーガー」(単品は430円)を4月中旬までの期間限定で販売する。
てりたまは、目玉焼きのようなものと定番メニュー「てりやきマックバーガー」を組み合わせた商品。例年春に期間限定で販売しており、人気商品となっている。3月8日から、通常版の「てりたま」、スライスチーズをトッピングした「チーズてりたま」の定番2商品に加え、今季は瀬戸内産レモンを使ったタルタルソースとベーコンを合わせた「瀬戸内レモンタルタルベーコンてりたま」をシリーズ商品として販売している。
だが、商品に国産鶏卵を使っていることで、供給不足の影響が直撃する形となっている。スーパーでも品薄を理由に、1人当たりの購入数を制限する店舗も出てきている。
一連の供給不足は「卵ショック」「エッグショック」と呼ばれている他、海外では卵(egg)と物価上昇を指す「インフレーション」(inflation)を組み合わせた「eggflation」(エッグフレーション)という造語を使うメディアも散見される。
事態を受け、同社はレギュラーメニューとして販売中の「てりやきマックバーガー」に、2枚チーズを追加した新商品でカバーする。新商品の発売は3月15日から。同商品は、てりたまの販売を休止していない店舗でも提供する。
日本マクドナルドは「お客さまにはご不便、ご迷惑をおかけいたしますことを、深くおわび申し上げる。ご理解を賜りますよう、お願い申し上げる」としている。
ソニーの「着るエアコン」“バカ売れ” 猛暑追い風に「想定以上で推移」
「スシロー」はなぜ、“食器舐め”本人の謝罪を拒否したのか 広報に聞いた
「想定以上の売り上げ」──期間限定47%増量商品、品切れ相次ぐ なぜローソンは値下げを選ばなかったのか
なぜ鳩? 「イトーヨーカドー」ロゴの謎 「ヨークベニマル」と何が違う?
侍ジャパンの選手が舌鼓 大阪の焼肉店「明月館」、“WBC効果”で来店客増加中
加速する局アナの“テレビ離れ” 元TBS国山ハセン氏が選んだ意外な転職先
社用スマホ転売で6億円着服──バンダイナムコはなぜ、社員の不正を防げなかったのかCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング