WBC決勝、TBSが録画放送 テレ朝が生中継したのになぜ？：午後7時から

[ITmedia]

　TBSは3月22日の午後7時から、「緊急放送！　WBC決勝　日本×アメリカ　〜世界一の歓喜をもう一度！〜」を録画放送する。同局とともに今大会の放映権を持つテレビ朝日が同日午前7時から生中継したWBC（ワールド・ベースボール・クラシック）の決勝戦を、異なるゲストや解説者を交えて再放送。仕事などでリアルタイムに視聴できなかった層の視聴を見込む。

異なるゲストや解説者を交えて再放送（以下プレスリリースより）

　同放送ではTBS野球解説者の槙原寛己さんや上原浩治さんが解説を務める他、侍ジャパン公認サポートキャプテンの中居正広さんが出演する。TBSアナウンサーの新夕悦男さんが実況を、石井大裕さんがリポーターを務め、テレビ朝日の生中継とは違った楽しみ方を提供する狙いだ。

侍ジャパン公認サポートキャプテンの中居正広さんが出演

　テレビ朝日で放送した番組をTBSが再放送することになるが、「過去最強の呼び声が高かった侍ジャパンがアメリカと繰り広げた最後の激闘をもう一度お送りする」とコメントした。

　Amazonプライム・ビデオが1200人に実施したインターネット調査では、60.3％がWBC東京プールを「何らかの方法で視聴した」と回答している。

　WBC決勝戦については、企業のブランディングを手掛ける「トゥモローゲート」（大阪市）が、日本代表が決勝進出を果たしたことを受け、午前中の時間帯を休暇にしたことが話題となっている。だが、多くの企業では同社のような“特例施策”を実施していないため、リアルタイムで見られなかったビジネスパーソンが相当数、存在することが想定される。

　TBSは仕事で見れなかった層に向けて、録画放送を訴求していく構えだ。