「サントリー生ビール」発売 「プレモル」より低価格の新定番に秋の酒税改正を控え

» 2023年03月29日 16時00分 公開
[ITmedia]

 サントリーは4月4日、新商品「サントリー生ビール」を発売する。秋の酒税改正で税率が下がるのを控え、主力の「プレミアムモルツ」よりも低価格の商品を展開。新たな定番商品に成長させる狙い。

サントリー生ビール350mlと500ml

 同社はライフスタイルや価値観が変化する中で、顧客の飲用実態やマインドを調査した。その結果、ビールの一口目のおいしさが重要であることに加え、「家族や友人と会話を楽しみながら」や「時間をかけてゆっくり食事を楽しみながら」など、ビールに求める価値が以前とは異なってきたことが分かったという。具体的には、ビールを飲むのにかける時間が2018年の約12分から、コロナ禍を経た22年には約18分に延びた。

 以前より時間をかけてビールを飲むという変化を踏まえて誕生した同ビールは、糖化工程で仕込み釜で麦汁を煮出す「デコクション」を3回実施する「トリプルデコクション製法」を採用。麦芽やコーングリッツの素材の特徴を最大限に引き出した。飲み始めから飲み終わりまでおいしいビールを目指し、グッとくる飲みごたえと、かつてない飲みやすさを両立させている。

 パッケージは、店頭で映えるように上部にサントリーのコーポレートロゴを大胆にデザイン。ビール樽をモチーフに中央には商品名の「サントリー生ビール」を堂々と記した。

ポップアップショップを展開

 同社は3月29日〜5月7日まで、東京駅、名古屋駅、新大阪駅の新幹線ホームの一部店舗を活用したポップアップショップを展開する。同ショップでは、「サントリー生ビール」に合うおつまみの販売や飲用体験の機会を提供。販売を促進していく。

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