コロナも落ち着きつつあり、消費が戻りつつある昨今。富裕層はどんなものにお金を使っているのだろうか。経営者を中心に金属製クレジットカードを提供するラグジュアリーカードは、富裕層がクレジットカードで何を支払っているのか調べたところ、2022年は「税金」が最も多いことが分かった。
「税金」が増えた具体的な理由を聞くと、「納税でのポイント還元率が他社に比べていいから」「口座振替からクレジットカード払いに切り替えたため」「コロナが一段落し、納税額が増えたため」といった声があった。
2位は「SaaS、クラウド、サブスクリプション」、以下「バー、ナイトクラブ」「レストラン、飲食店」「雑貨屋、一般的なチェーン店」「リゾート、ホテル」が続いた。
ラグジュアリーカードでは「コロナ禍が落ち着き、人々の意識が外側に向き、活動も消費も本格起動を感じさせるアクティブな1年であったとうかがえる」とコメントした。
各カテゴリー別の伸び率(過去1年)を見ると、「映画・演劇」(前年比224%増)や「納税」(同194%増)は約3倍、「エアライン」(同104%増)は約2倍と大きく伸びていたのに対し、「通信設備または通信料金」は同27%減だった。
通信料金が減少した要因として、同社は「総務省が発表した『モバイル市場の公正な競争環境の整備に向けたアクション・プラン』に対応して、各キャリア会社が料金を下げていたことが影響していると考えられる」とした。
ラグジュアリーカード会員(22年12月時点)の職種を見ると、「経営者・会社役員・自営業」(63%)が最も多く、平均年収は2359万円。本調査は会員1266人に聞いたもので、調査期間は3月17〜21日。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング