就業経験のある人(現在働いている人、または過去に働いていた人)は、仕事・職場に対してどのような不満を感じているのだろうか。質問に対して「賃金が低い」(32.9%)と答えた人が最も多く、次いで「人間関係がよくない」(18.1%)、「会社の将来に不安がある」(16.0%)であることが、日本労働組合総連合会(東京都千代田区)の調査で分かった。
対象を現在働いている人に絞ると、1位は「賃金が低い」(35.0%)、2位は「会社の将来に不安がある」(18.1%)、3位は「仕事の内容」(16.2%)と続き、70.2%が不満を感じていることが分かった。
世代別にみると、40代では「能力・実績が正当に評価されない」(19.6%)、60代以上では「雇用が不安定」(13.7%)が全体と比べて5ポイント以上高かった。不満がある人の割合は30代(78.6%)が最も高く、40代(74.7%)、20代(70.7%)と続いた。
業種別で見ると「不動産業、物品賃貸業」は「雇用が不安定」(20.0%)、「医療、福祉」は「賃金が低い」(46.7%)、「公務」は「仕事の内容」(27.4%)が全体と比べて10ポイント以上高かった。
不満がある人の割合は「医療、福祉」(77.6%)が最も高く、次いで「情報通信業」(76.3%)、「建設業」(75.9%)という結果に。
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