消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
ハルメクホールディングス(東京都新宿区)のハルメク 生きかた上手研究所と、ハルメクエイジマーケティング(東京都千代田区)は合同で、50〜79歳の男女を対象に「終活に関する意識調査」を実施した。その結果、今後の生活や自分の死後のことを考えて、おカネを遺したいと考える人の平均金額は3127万円であることが分かった。
自分の死後の「モノ」や「コト」について、どのように考えている人が多いのだろうか。「遺すものがない(遺すつもりがないを含む)」と答えた割合を見ると、「コト」は87.4%、「モノ」は78.1%、「おカネ」は62.9%という結果に。
おカネを遺すと回答した37.1%の平均金額は3127万円だった。遺したい「モノ」「コト」では、金目のものや思い出、生きた証と回答した人が目立った。
「終活」は必要かを聞くと、「必要だと思う」と答えた人は76.8%となった。一方で「終活をすでに始めている」人は39.2%にとどまった。
必要だと思う終活を聞いてみると、「家具や家の中の荷物整理・処分」(32.3%)、「金融口座・金融商品の整理」(30.0%)、「衣類やアクセサリーなど身につけるものの整理・処分」(24.0%)が上位に。2021年に実施した調査と比べ、最もポイントが増えたのは「会いたい人に会っておく」で3.1ポイントの増加だった。
調査は、50〜79歳の男女2000人を対象にインターネットにより実施した。調査期間は2月15〜28日。
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