消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
どの国や地域の観光地に行きたいと思っている人が多いのだろうか。全国の男女に聞いたところ「ハワイ」(282人)と答えた人が最も多いことが、日本旅行総合研究所の調査で分かった。
2位は「台湾」(176人)、以下「フランス」「イタリア」(いずれも168人)、「韓国」(141人)、「スペイン」(137人)、「中央ヨーロッパ」(119人)、「米国/カナダ」(118人)と続いた。この結果について、日本旅行総合研究所は「コロナ前に人気だった目的地が上位に並び、コロナ前と比較して大きな変化はないようだ」とコメントした。
次の海外旅行において、一人当たりの予算を聞いたところ「10万円以上20万円未満」(34.7%)と答えた人が最も多かった。次いで、「20万円以上30万円未満」(23.3%)、「10万円未満」(22.7%)となった。
約6割が20万円未満、約8割が30万円未満で考えていることがうかがえた。「2019年の観光を目的とした海外旅行の平均消費額が約26万円(観光庁/旅行・観光消費動向調査)だったことを考えると、コロナ前後で予算感に変化は見られないようだ」(日本旅行総合研究所)
海外旅行にあたって不安な点を尋ねると、「現地の治安状況」(735人)と「予定通りに楽しめるかどうか」(729人)が僅差で上位に。「現地の治安状況」については、コロナの感染だけでなく、ウクライナ情勢が大きく影響していると考えられる。
日本旅行のキャンペーンサイト内で行った調査で、2月2〜9日、7月2〜9日、12月2〜8日の3回にわたって実施した。回答者は2月2197人、7月1108人、12月1879人。
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