新型コロナウイルスによる巣ごもりがあったにもかかわらず、スマホゲームを「継続的に遊ぶ人」が減っているのはなぜでしょうか。
ある業界関係者は「肌感覚だが、スマートフォンでゲームに接触する人は減っている。また(ビジネスで成果を上げるために課金を重視して)無理をしすぎた反動もあるのでは」と指摘しました。
スマホゲームについて、企業は特に収益力の高さ(利用者の課金)を求める傾向にあり、ライバルゲームとの差別化のために、見た目で差別化できるグラフィックを強化するため、その結果高コスト体質になり、利益を圧迫する構図にあります。
その結果、新しいアイデアを盛り込んだ斬新なゲームは収益の見通しが立てづらいため出しづらくなるわけです。家庭用ゲーム機のゲームでも、似たことが起こりました。
その上スマホゲームは、継続的に遊ばれる特性があるため、売り上げのランキングも定番ソフトがずっと上位を占め、ランキングの流動性があまりありません。安定感と安心はありますが、マンネリともいえるわけで、それがデータに出ているとも言えます。
また、ゲームのリッチ化に伴い、高性能でないスマートフォンでは、ゲームをスムーズに遊べなくなるケースがあり、それがスマホゲーム離れの理由の一つではないか……という見方をする関係者もいました。
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