「世界的に見て低水準」な日本の従業員エンゲージメント 「最も低い世代」は?(2/2 ページ)

» 2023年04月28日 13時00分 公開
[らいらITmedia]
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一般社員のエンゲージメントはパート・アルバイトよりも低い

 雇用形態で比較すると、従業員エンゲージメントが最も低かったのは派遣社員であり、次いで一般社員、パート・アルバイトと続いた。役職別で比較すると、役職が上の人ほど高く、経営層と下位層には温度差があることが分かる。

photo 経営層と下位層との温度差は非常に大きいことがわかった

 業種別に見ると、最も低かったのは製造業、最も高かったのは教育・学習支援業だった。仕事の意義が明確であり、もともと仕事の適性に合った人が就職しているとされる業種で高い傾向が見られた。

photo 最も低かったのは製造業であり、最も高かったのは教育・学習支援業であった

 会社の従業員規模の違いによる差は見られなかった。人事制度や研修プログラムが整備されている大企業でも、全員の顔と名前が一致する中小企業でも従業員エンゲージメントは変わらない様子がうかがえる。

photo 差は見られなかった

 調査は1月31日〜2月6日、全国の10〜60代の男女9269人を対象にインターネットで実施した。

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