人気の移住先 3位「兵庫県豊岡市」、2位「滋賀県長浜市」、1位は?カヤックが調査

» 2023年04月30日 07時00分 公開
[ほしのあずさITmedia]

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 移住・関係人口促進のためのマッチングサービス「SMOUT」を運営するカヤック(神奈川県鎌倉市)は、2022年4月1日〜23年3月31日に約4万4000人のユーザーが興味を持った地域を集計し、「SMOUT移住アワード2022」を発表した。その結果、「長野県伊那市」が1位を獲得した。

移住 画像はイメージです(提供:写真AC)

 2位は「滋賀県長浜市」、3位に「兵庫県豊岡市」と続いた。

 トップの「長野県伊那市」は、県の森林率が79%という環境を生かした「ペレットストーブ」や「薪ストーブ」などのエシカルな生活を提案するプロジェクトが人気だという。森林資源の利活用や、新たな山村価値の創造という観点から、森林・林業・木材産業における「グリーン成長」に取り組んでいる。

移住 「SMOUT移住アワード2022」トップ10(カヤック調べ)

 2位の「滋賀県長浜市」は、21年度にはランク外だったが、短期間で急上昇した。琵琶湖の北部に位置する同市は、ユネスコ無形文化遺産に登録されている「長浜曳山祭」をはじめ、文化遺産でコミュニティづくりを促進する取り組みをしている。「地域・人とのつながり」の強さが特徴だ。

 3位の「兵庫県豊岡市」は、20年の「SMOUT移住アワード」開始以降、常に上位3位以内にランクインしている。22年度は、老舗旅館や伝統工芸といった「伝統産業」に新たな視点を加える企画や、「医療」に関するプロジェクトが注目を集めた。

 4位は「島根県海士町」、5位に「山口県萩市」と続いた。

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