消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
大人とは食べ物の好みが異なることも多い子ども。小学生の子どもを持つ親に「子どもの好きなメニュー」を聞くと、トップは「鶏のからあげ」(69.5%)であることが、ぐるなび(東京都千代田区)の調査で分かった。
2位は「ポテトフライ」(67.4%)、以下「寿司」(67.0%)、「ラーメン」(62.7%)、「カレーライス」(59.2%)が続いた。
一方、「親自身が小学生のころに好きだったメニュー」では、トップは「ハンバーグ」(52.0%)。以下「カレーライス」(51.0%)、「鶏のからあげ」(47.3%)、「ラーメン」(39.5%)、「寿司」(37.7%)が続いた。
ぐるなびでは「今の小学生は、大人の小学生時代よりもファストフードにより親しんでいる結果がうかがえる」とコメントした。
「子どもの好きなスイーツ」を聞くと、トップ3は「アイスクリーム」(78.5%)、「チョコレート」(60.0%)、「ドーナツ」(58.5%)。一方、「親自身が小学生のころに好きだったスイーツ」のトップ3は、「アイスクリーム」(63.7%)、「ケーキ」(54.7%)、「プリン」(51.6%)。
親子ともにトップのアイスクリームの市場規模は5258億円(2021年、日本アイスクリーム協会調べ)。時代を問わない人気で、ほぼ毎年市場は拡大し続けている。
「子どもの嫌いな食べ物」のトップ3は、「パクチー」(50.4%)、「ゴーヤ」(49.0%)、「セロリ」(45.6%)。一方、「親自身が小学生のころに嫌いだった食べ物」のトップ3は、「セロリ」(34.5%)、「レバー」(29.9%)、「ゴーヤ」(28.1%)。「エスニックフードや沖縄料理がより身近になってきていることが分かり、食生活の多様化を感じさせる」(同社)
インターネットによる調査で、20〜60代のぐるなび会員1000人と小学生の子どもを持つ親902人が回答した。調査期間は4月5〜10日。
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