仕事にやりがいを感じている人は、やりがいと給料のバランスをどのように考えているのだろうか。
仕事にやりがいを感じている人に「やりがいを最も感じるが、給料は最低限度レベル」と「給料は1000万円以上あるけど、やりがいや楽しさを全く感じられない」のどちらを選ぶかを聞いた。結果、54.4%が「やりがいを最も感じるが、給料は最低限度レベル」と回答したことがユニークキャリア(東京都豊島区)の調査で分かった。
仕事におけるやりがいの重要さがうかがえるが、具体的にやりがいを感じられなくなるときを聞くと、「仕事が楽しくないと感じたとき」「単純作業ばかりで自分のスキル向上につながらないと感じたとき」といった声があった。
やりがいを求めるために、転職を決意したことがあるかを尋ねたところ「ない」が62.4%で、「ある」の37.6%を上回った。
やりがい搾取のように、やりがいが得られるという名目で低賃金や長時間労働を課せられた経験があるかという質問に対し、「ない」が51.6%、「ある」が29.8%、「どちらとも言えない」が18.6%だった。
この結果を受け、ユニークキャリアは「やりがいは仕事の大きなモチベーションとなることが分かるが、『やりがいのある仕事だから』といって、仕事に見合った対価が得られない仕事で疲弊する人も一定数いるようだ」とコメントしている。
インターネットによる調査で、対象は仕事にやりがいを感じている男女500人。調査日は4月19日。
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