トライアルホールディングス傘下のトライアルカンパニー(福岡市)は、ディスカウントストア「TRIAL(トライアル)」にデジタルサイネージ製品「インストアサイネージ」を導入したと発表した。一部店舗を除く福岡県内のトライアル全店舗に導入が完了しており、今後は全国展開も視野に入れているという。
インストアサイネージは、音声付きで店内に一斉放送ができるデジタルサイネージ製品。売り場に合わせた映像や写真のオリジナルコンテンツを配信する。
例えば、館内の音声と連動してできたての総菜を知らせたり、季節や催事に合わせた訴求コンテンツを配信したり、といったことが可能。トライアルを利用する月間約440万人の顧客ニーズに合わせて適切なコンテンツを発信することで、より快適な買い物環境を提供する。
実際にインストアサイネージを活用したプロモーションにより、売り上げ効果も出ている。焼き芋ができた様子を放映したところ、インストアサイネージを設置していない店舗に比べて売り上げが114%アップしたという。
今後も新店を含む未導入店舗に導入を進めるとともに、独自に開発したIoT技術やAI技術を導入することで、データを活用した新しい購買体験を提供していくとしている。
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