東急不動産は、札幌市中央区で2023年秋に開業予定の複合商業施設について詳細を公表した。名称は「COCONO SUSUKINO(ココノ ススキノ)」で、ホテルやシネマコンプレックス、アミューズメント施設などを備える。すすきのの街を象徴する要素「遊び」を体感できる施設として、幅広い層に訴求する。
再開発には同社のほか、竹中工務店、イトーヨーカ堂、アインファーマシーズ、キタデンが参画している。新施設は、20年に閉店した商業施設「ススキノラフィラ」の跡地に建設中で、旧施設に替わる新しいランドマークにする計画だ。
コンセプトは「札幌の街に『あそびば』を 〜昼も眠らない街ススキノへ〜」。繁華街・すすきのの魅力を「遊び」とし、その玄関口であるすすきの交差点に隣接した場所で、多様な体験ができる「あそびば」を提供する。すすきのは夜の街として認知されているが、昼も楽しめる場所を創出することで、来訪者層や来訪時間帯の拡大を狙う。
建物は地上18階、地下2階。7〜18階の高層部には、東急グループのホテル「SAPPORO STREAM HOTEL」が入る。5、6階はシネマコンプレックス「TOHOシネマズ すすきの(仮)」となる。
3、4階は飲食・エンターテインメントフロア。飲食店が集積するエリアとして、3階に「COCONO FOODHALL(ココノ フードホール)」、4階に「COCONO横丁」を設置する。3階には屋内広場も設け、休憩やイベント開催の場として活用する。また、エンターテインメント店舗も多数出店予定で、大型店としてはゲームセンター「GiGO(ギーゴ)」が出店。東京・秋葉原や池袋などの店舗で販売してきた「GiGOのたい焼き」も、北海道で初めて販売する。
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