2022年秋に話題になった、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイによる日本の5大商社株の買い増し。現役投資家に「バフェット氏(バークシャー・ハサウェイ)が次に買う日本の企業の株式」を聞くと、トップは「NTT」「三菱UFJフィナンシャル・グループ」であることが日経CNBCの調査で分かった。
NTTを挙げた人からは、「財務体質が安定しており、利益も着実に出して株主還元も十分なレベルで実施している。10年先まで、大きくはないが成長が見込まれる。株価が割安である」「経済不透明感の中でデフェンシブ銘柄であり、低PBR高配当銘柄でもあること」などがあった。
同率トップの三菱UFJフィナンシャル・グループを挙げた人からは、「YCCの解除での金利上昇による収益アップ。高配当」「日本ではメガバンクが破たん地方銀行を救済しなくてよい」といった声があった。
3位は「ソニーグループ」。「バフェット銘柄の場合、ある程度資本金の大きな銘柄になると思うので、商社株以外ではソニーグループしか思い浮かばない。ソニー、ホンダのEV事業に期待している」「長期で見た事業の成長性・安定性からソニーグループだと思う」といった声があった。
4位は「ソフトバンク」「オリックス」「日本製鉄」「信越化学工業」(同率)、以下「任天堂」「トヨタ自動車」「鹿島」(同率)と続いた。
インターネットによる調査で、対象は日経CNBCを視聴している20〜80代の現役投資家97人。調査期間は4月27日〜5月8日。
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