この店舗では、接客だけではなく、店舗レイアウトもLGBTQに配慮したものとしている。具体的には、これまで1階にあった男性化粧品売り場を2階に移動している。1階は多くの利用客やスタッフが出入りをしており、ガラス張りになっていることから店舗内の一部が見えるようになっている。男性化粧品を購入しようとしても人目が気になって棚に近づけない、商品を手に取ることが難しいといった悩みを抱える利用客を減らすための取り組みだ。
また、2階の基礎化粧品コーナーには女性向けの商品だけを陳列していたが、同じ棚に男性化粧品を設置する。性別に関係なく「フェイシャルケア」「スキンケア」など、利用客が求める機能に応じて選べるようにした。
調剤エリアにも工夫がある。ここでは、個人情報やセンシティブな情報を取り扱うことが多い。そこで、声が漏れにくく、書類や処方している薬が見えにくくなるように、個別の相談ブースを設置した。
ウエルシアの担当者によると、2024年2月末までに全店舗の店長が、今回の取り組みに関する講習(動画中心のコンテンツ)の受講を目指すという。
また、P&Gは多くの業態や業界で今回開発したガイドブックを活用してもらうために、自社の公式Webサイトで公開するといった取り組みを実施する。
レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
なぜ女子の半分が泳いでないの? ジェンダーレス水着の開発者が語った“忘れられない光景”
トイレ利用後に買い物しない人が約4割!? ローソンがトイレの扉にアートステッカーを貼った背景
ファミレスは危機に陥っている!? サイゼリヤとガストで明暗が分かれたワケ
「バーニーズ」はなぜ苦戦し、売却されたのか かつてはバブルに沸いた日本を象徴する存在Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング