消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
ビズヒッツ(三重県鈴鹿市)が、運営するメディア「BizHits」で実施した、仕事で理不尽と感じる瞬間に関する調査結果を発表した。その結果、現在仕事をしている人の8割超が理不尽さを感じることがあり、理由の1位は「評価が不公平」だった。
仕事で理不尽だと感じることがあるか聞いたところ、1位は「たまにある」で49.2%。2位の「よくある」(34.0%)と合わせ、8割超が仕事で理不尽だと感じたことがある結果となった。「全くない」は9.4%にとどまった。
仕事で理不尽を感じることを聞いたところ、1位は「評価が不公平」で75人が回答した。回答した人からは「生産性が高くても、低い人と同じ給料である」「他の人よりスキルがあるのに、年功序列のために昇進できない」といった意見があった。
2位は「自分は悪くないのに怒られる」で64人が回答。「他人がやったことなのに怒られる」「自分がミスをしたわけではないのに、クレーマー対応に当たった」といった声が上がった。3位以下は「仕事量に偏りがある」(44人)、「えこひいきがある」(38人)、「ノルマ・仕事が多すぎる」(23人)といった項目が並んだ。
理不尽なことがあったときの対応を聞くと、1位はダントツで「我慢して受け流す」。他項目の回答人数が軒並み100人未満の中、252人が回答した。具体的には「『仕事を失うよりいい』『仕方ない』と思うようにする」といった意見があった。
2位以下は「上司・同僚に相談する」(97人)、「反論する」(66人)、「愚痴などで気持ちを吐き出す」(40人)などが続いた。
調査は3月16〜22日、インターネットで実施。対象は10代以上で現在仕事をしている500人。
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