消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
ダイレクトリクルーティングサービス「OfferBox」を運営するi-plug(大阪市淀川区)が、夏季インターンに関する調査結果を発表した。夏季インターンの選考で不合格の場合、本選考に影響すると回答した企業が23.9%に上った。
2025年卒業予定の学生に、夏季インターンへの参加意向を聞いたところ、93.3%が「ある」と答えた。日数の希望を聞くと、「2〜4日」が最多で41.3%が回答した。以下、「1〜2週間程度」(21.2%)、「1日」(20.7%)と続く。
夏季インターンの事前選考に落ちた場合でも、本選考を受ける予定があるか聞いた。59.0%が「ある」と答えた一方、本選考を受けないと答えた人も6.6%いた。
企業側はどう考えているのか。夏季インターンの事前選考に落ちたことが本採用の合否に影響があるか聞くと、「ない」が39.8%で多数派だったが、「ある」も23.9%を占めた。前年の調査では「ない」が67.8%、「ある」が20.7%だったため、この1年でインターンと本採用の結び付きを強化する企業が増えた結果となった。
夏季インターンで希望する形式を聞くと、「オンラインと対面」と答えた人が多く、全体の62.7%を占めた。その他、「対面」が29.5%、「オンライン」が7.9%だった。企業側が予定している夏季インターンの形式でも「オンラインと対面」が多く42.5%を占めたが、「対面」もほぼ同率(42.2%)で、採用活動の脱リモート化がうかがえる結果だった。
5月11〜13日、OfferBoxに登録している25卒予定の学生488人と新卒採用を行う企業294社を対象にインターネットで実施した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング