利用したい国内の宿泊施設、コロナ前後でどう変化? 1位は「旅館」で不動、2位以下は?国内旅行へのニーズも調査(1/2 ページ)

» 2023年05月30日 05時00分 公開
[ITmedia]

仕事に役立つ調査データ:

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 ジェイ・ディー・パワー ジャパン(東京都港区)が、国内旅行に関する調査結果を発表した。コロナ禍以前と比較した宿泊施設へのニーズの変化などが明らかになっている。今後の利用に興味がある宿泊施設では、「旅館」が1位だった。

国内旅行に関する調査結果(出所:プレスリリース、以下同)

 コロナ禍となる前の国内旅行で利用していた宿泊施設を聞くと、最も回答率が高かったのは「旅館」で53%だった。以下、「ビジネスホテル」(44%)、「リゾートホテル」(40%)、「シティホテル」(36%)と続いた。

コロナ禍前に利用した宿泊施設

 今後の利用したいと考えている宿泊施設でも、1位は「旅館」だった。60%が回答した。2位は「リゾートホテル」。56%が回答し、コロナ禍前の利用動向と比較してポイントが最も伸びた。3位以下は「ビジネスホテル」(37%)、「シティホテル」(36%)、「ラグジュアリーホテル」(27%)。

宿泊施設の利用動向、コロナ前後で比較

 年代別にコロナ前後の差を見ると、20〜34歳、45〜59歳、60〜69歳は全体の結果と同様にリゾートホテルが最も大きかった。なお、45〜59歳は「ラグジュアリーホテル」もリゾートホテルと同じ16ポイントの差が生じた。35〜44歳のミドル層では、「グランピング」(18ポイント差)で差が最も開き、「ラグジュアリーホテル」もリゾートホテルと同じ15ポイントの差が出た。

世代別、宿泊施設へのニーズ
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