人気ブランドとの初コラボ商品ということもあり、発売前から注目度が高かった。ネット上の反応を見ると、ECサイトなどでは発売直後に完売になったようだ。一方で、高額転売に関する投稿も散見された。
編集部がメルカリで「スターバックス・PORTER」と検索したところ、複数の出品を確認した。多くが「ロースタリー東京」とのコラボ商品で、特に出品が顕著だったのはステンレスボトルだった。定価6000円の商品が、2万〜2万4000円前後で出品されていた。単純計算で4倍程度の価格となる。バッグは販売価格が4万円以上と高価なことから、安価なステンレスボトルが転売対象になったとみられる。
「オタクの消費」などが専門のニッセイ基礎研究所の廣瀬涼研究員は、高額転売の問題点として「欲しい人に商品が行きわたらない」「過剰な競争を生み、むやみに市場価値を高騰させる」「『手に入りにくいモノ』という負のイメージを消費者に植え付ける点」などを挙げている。
転売対策として「メーカーの負担も大きいが、旬を逃さずに1個でもいいから需要を上回るモノ(数量)を供給できている、という状態を作ることが大きな転売対策となる」とした。
ソニーの「着るエアコン」“バカ売れ” 猛暑追い風に「想定以上で推移」
ファミマの「生コッペパン」1000万食突破 ヒットの要因は“古臭さ”払拭にあり
「ロッテリア」はどこでしくじったのか 売却に至った3つの理由
「楽天モバイル」はなぜ苦戦しているのか 背景に4つの誤算
実質値上げ? ドコモ「irumo」発表で「OCNモバイルONE」受付終了 吉か凶かCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング