約6割が「エアコンの節電方法を誤解」、風量はできるだけ「弱」で使うそれは逆効果(1/2 ページ)

» 2023年07月16日 08時00分 公開

 ダイキン工業(大阪市)は「エアコンの節電に関する実態調査」を実施した。20〜50代の男女に、夏場にエアコンを使う際、節電になると思うものを聞いたところ「空気清浄機や扇風機、サーキュレーターをエアコンとセットで使う」(56.9%)と答えた人が最も多かった。

photo ダイキン工業は、全国の20〜59歳までの男女を対象に、「エアコンの節電に関する実態調査」を実施した(画像はイメージ)

 次いで「室内機のフィルターを定期的に掃除する」(47.1%)、「すだれや遮熱フォルムなどで窓から熱が入ってこないようにする」(39.4%)だった。

photo 節電方法認知度ランキング、誤解のある節電方法ランキング(出所:プレスリリース、以下同)

 多くの人が効果的な節電方法を選んだ一方で、逆効果になりかねない方法を選んだ割合は59.2%。誤解のある節電方法として最も多かったのは「風量はできるだけ『弱』で使う」(26.5%)、次いで「室外機全体をカバーなどで覆い、直射日光が当たらないようにする」(22.9%)、「少しの時間でも使わないときは、こまめにスイッチを切る」(19.0%)だった。

photo 逆効果になりかねない節電方法が効果的なものとして選択された割合

 この結果を受け、同社は「電気代高騰と熱中症リスクの狭間で、効果的な節電情報の必要性が増しているにもかかわらず、エアコンの仕組みがあまり知られていないことが、このような誤解を生んでいるのではないか」とコメントした。

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