この記事は、パーソル総合研究所が1月11日に掲載した「ハラスメント被害の実態と要因 〜経営が良い企業でもハラスメントは起こり得る〜」に、編集を加えて転載したものです(無断転載禁止)。
職場のハラスメントは、個人としての尊厳や人格を不当に傷つけるなどの人権にかかわる許されない行為であり、長年変わらない職場の課題である。こうした行為は、就業者のストレスを増加させ、仕事の効率性や幸福度、就業意向などの低下につながることはもちろん、企業にとっても、職場秩序の乱れや業務への支障につながり、社会的評価に悪影響を与えかねない。
2019年の労働施策総合推進法(パワハラ防止法)改正や、多様性尊重意識の高まりなどで、より一層ハラスメント防止の重要性が増してきているように思えるが、そもそもこうした行為はどのような要因によって引き起こされるのだろうか。本コラムでは、パーソル総合研究所が22年8〜9月に実施した「職場のハラスメントについての定量調査」の結果をもとに、ハラスメント被害が引き起こされる要因について見ていきたい。
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「常識」という呪い──パワハラ上司になぜ部下は反発できないのかCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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