「コスメドンキ」「お菓子ドンキ」「お酒ドンキ」「驚辛(きょうから)ドンキ」「キラキラドンキ」「HAPPYドンキ」――。これらは、2021年以降にドン・キホーテが全国各地に出店している実験的な店舗だ。それぞれに個性があり、とがった品ぞろえをしているのが特徴となっている。同社の広報担当者に狙いを聞いた。
21年5月、東京駅に直結した八重洲地下街に、お菓子ドンキとお酒ドンキがオープンした。
お菓子ドンキには、各国の人気菓子を集めた「ワールドイーツ」コーナーを設けている。また、ドンキ店舗で人気の高まっているアジアの輸入菓子を強化している。店内を歩きながら、海外旅行をしているような気分にさせる狙いがある。
お酒ドンキは、希少価値の高い高額酒だけでなく、若年層に支持されているパーティドリンクなども充実している。
この2つのお店は通路を挟んで営業しており、売り場面積は計169平米となっている。
両店舗がオープンしたのは、新型コロナウイルス感染拡大の影響を強く受けていた時期だ。駅前・繁華街などで営業していた飲食店や小売店は集客に苦戦し、閉店してしまうケースも多く見られた。そうした背景もあり「八重洲地下街という好立地に、良い条件で出店できた」(広報担当者)という。
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