知ってる? Excelの「複合参照」 どんなときに使う?上手に時短(1/2 ページ)

» 2023年08月25日 09時00分 公開
[星野結城ITmedia]
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この記事は、『上手に時短できる Excel仕事の教科書』(星野 結城著、SBクリエイティブ)に掲載された内容「第3の参照方式である複合参照とは? 複合参照を学ぶ」に、編集を加えて転載したものです(無断転載禁止)。


 複合参照とは行か列のどちらかは固定されており、どちらかは参照先が変わるというものを言います。実際に使い方を見ていきましょう。

複合参照とは?

 絶対参照では、行と列両方を固定してしまい、完全にそのセルを参照するという方法でした。しかし、複合参照では、行のみ固定または列のみ固定として、もう片方は相対参照のように固定しない方法となっています。数式をコピーすると、常に行(または列)を固定しながら参照し、列(または行)はコピー先のセル位置に応じて自動的に変化します。

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 セルを指定して、参照するセルを入力した状態でF4を2回押すと右のように行が固定されます。


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 セルを指定して、参照するセルを入力した状態でF4を3回押すと右のように列が固定されます。

Tips 複合参照はどのようなときに使う?

 どのようなときに複合参照を利用するかと一言で言うならば、数式を行方向にも列方向にもコピーする場合です。行方向または列方向いずれか一方にしかコピーしない場合は、複合参照を利用せず、相対参照と絶対参照を利用するだけでOKです。

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