開発では、温度調整機能の設定を工夫した。あめの量によって温度を調整する必要があるが、誰でも簡単に操作できることも考慮し、「強」と「弱」の2段階で調整できるようにした。たくさんあめを溶かす場合は「強」(最大15個)、少量をつくる場合は「弱」で温める。
また、最適な水の量についても検討を重ねた。あめと水の最適な比率として、あめの重さに対して半分の量の水を入れることを推奨している。あめ15個に対して35ミリリットルだ。この量であれば、30〜40分程度温めるとシロップができる。
佐藤氏は「途中で軽くかきまぜる必要がありますが、とても楽につくれます。あめが変化していく様子も楽しめるので、お子さんの自由研究の材料にも使えるのではないでしょうか」と話す。
レシピについては、社内でアイデアを出し合って50種類ほど試作。その中から“自信作”をレシピブックで紹介している。バターチーズトーストやフライドチキンにかけるだけの簡単なものから、酢豚や照り焼きチキンといった本格的な料理まで幅広い。社内でも賛否両論あったという、塩ラーメンにシロップを入れるレシピも紹介している。
同社商品部広報の三上紅美子氏は「ガジェット好きの男性や小さな子どもなど、普段は料理をしない人にも楽しんでもらえるように、かけるだけの“味変”レシピも充実させました」と説明する。
パインアメの日である8月8日の発売に先駆けて、7月末から先行予約の受付を開始すると、約50台の予約が入った。発売後もメディアやSNSで話題となり、全国の雑貨店で続々と取り扱いが決まっているという。
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