淹(い)れ方や道具によって、風味が変わる飲み物といえば、なーんだ。世の中にはいろいろな飲料があるので、あれもこれも浮かぶ人がいるかもしれないが、記者は「コーヒー」の姿が浮かんだ。
香りを楽しむために「コーヒーミル」で豆をひいたり、手軽に味わうために「ペーパードリップ」で淹れたり。最高の一杯を飲むために、さまざまな道具をそろえているかもしれないが、どうしてもあのアイテムを手にすることができず、いまひとつしっくりきていない人もいるはず。「焙煎機」だ。
コーヒーを極めようとすると、結局のところ「焙煎」にたどり着く。なぜならコーヒーの生豆をどういるかが、味の良し悪しを左右するからだ。だが、しかしである。焙煎機のサイズは大きくて、価格が高い。家のスペースや財布の懐具合などによって、あきらめる人は多い。そんな人に、気になる商品が登場した。
大阪の家電メーカー「ライソン」が開発した「HOME ROASTER RT-01(ホームロースター)」である。サイズは電気ケトルくらいで、価格は2万1600円(税込)。「これなら家でも焙煎できる」と思った人が多かったようで、クラウドファンディングで公開したところ、目標金額300万円に対し、5400万円ほどが集まった。
喫茶店やカフェなどで「自家焙煎」という文言をよく目にするが、「自宅焙煎」を楽しめるホームロースーターはどのようにして開発されたのか。また、カップ焼きそば「ペヤング」専用ホットプレートを開発して、世間を驚かせた同社は、なぜユニークな商品を次から次に世に送り出せるのか。この2つの疑問について、同社の山俊介社長に聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則。
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