首都圏の繁華街をフラフラ歩いていると、ちょっと気になる看板が目に飛び込んできた。「角ハイボール 50円」(税別、以下同)である。
激安の雰囲気がプンプン漂ってくるので、「なんだか怪しいなあ。ほかのドリンクは高いんでしょ」と思われたかもしれないが、サワー・カクテル・焼酎なども99円である。生ビールは280円なので、ちょっと高く感じるほどである。「じゃあ、フードが高いんでしょ」と疑いたくなる気持ちはよーく分かるが、お通しは380円で、枝豆は298円。一般的な居酒屋の価格と、ほぼ同じである。
「角ハイボール 50円」の看板を掲げている店の名前は「居酒屋 それゆけ! 鶏ヤロー!」(以下、鶏ヤロー)。株式会社遊ダイニングプロジェクト(千葉県流山市)が2014年に、江戸川区の西葛西に店舗を構えたところ、売り上げは順調に伸びていき、現在は20店舗を構える。「鶏ヤローの店を自分もやってみたいという人が増えていて、2年後の21年には3倍の60店舗ほどになっている予定」(担当者)だという。
客単価「2000円市場」に乗り込んで、今後も店舗数が増えそうな鶏ヤローは、ハイボール1杯50円でどうやってもうけているのか。同社の和田成司社長に、ビジネスモデルなどを聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則。
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