一人暮らしの約4割が「1万円以下」 月に貯めているお金

[堀内ひろ，ITmedia]

　余裕をもって生活するために、大切なことの一つとしてお金が挙げられる。一人暮らしをしている人の1カ月の預貯金額は平均2万7812円であることが、AlbaLink（東京都江東区）の調査で分かった。

（出所：写真AC）

　ボリュームゾーンは「1万〜2万円」（22.2％）で、1万円以下の人も38.6％いた。

一人暮らしをしている人の1カ月の預貯金額（出所：AlbaLink、以下同）

　「預貯金したい理由」を聞くと、最も多かったのは「将来・老後のため」（61.4％）。以下「急な出費に備えて」（11.0％）、「旅行・趣味に使いたい」（6.7％）、「結婚資金を貯めたい」（5.5％）、「投資に回すため」（4.7％）、「車・バイクを買いたい」（4.3％）が続いた。

　「将来・老後のため」と回答した人からは「将来不自由なく暮らしたいから。独身時代に貯蓄したい」（23歳男性）、「一人暮らしなので、将来収入が得られなくなった際の生活費用に預貯金したい」（50歳女性）といった声があった。

預貯金したい理由

　預貯金が難しいと感じる理由として「収入が少ない」（30.0％）と「生活費がかさんでいる」（28.6％）が上位。以下「計画性がなく浪費しがち」（7.1％）、「急な出費が多い」（6.3％）、「旅行・趣味にお金をかけている」（4.7％）が続いた。

　「収入が少ない」と回答した人からは「給料が安いため。残業すれば稼げるが、身体的・精神的に残業はしたくない」（23歳男性）、「生活費がかさんでいる」と回答した人からは「生活費がどんどん上がってきて、預貯金に回す余裕がない」（40歳女性）といった声があった。

貯金が難しいと感じる理由

　インターネットによる調査で、対象は一人暮らしをしている男女506人（男性266人、女性240人）。調査期間は8月25日〜9月2日。