勉強して「成果につながったスキル」 営業・セールスを上回る1位は？：学び直しに関する調査（1/2 ページ）

[ほしのあずさ，ITmedia]

　働きながら将来的に必要とされる新たなスキルを獲得する「リスキリング（学び直し）」が注目を集めている。2022年には政府もリスキリング支援として、今後5年間で1兆円を投じる方針を発表した。実際に取り組んだ人はその後、どのような変化があったのだろうか。

リスキリングに取り組んだ後の変化は？（出典： 写真AC）

　スマートフォンユーザー向けアプリ情報メディア「Appliv」を運営するナイル（東京都品川区）の調査によると、全体の約7割がプラスの結果を実感したことが分かった。

　リスキリングに取り組んだ結果として最も多かったのは「現在の会社での仕事の幅が広がった」（207人）だった。そのほか「現在の業務で解決したい課題・悩みを解決できた」（146人）、「上司からの評価が上がった」（115人）と続いた。

リスキリングに取り組んだ結果は？（Appliv調べ）

成果につながったスキル　「営業・セールス」を上回る1位は？

　リスキリングで学んだ内容を成果別に見ると、「マーケティング」が8項目中6項目でトップ3に入った。

　マーケティングは「業務課題を解決できた」（1位）、「仕事の幅が広がった」（3位）、「異動希望が叶った」（1位）、「昇給・昇進につながった」（3位）、「転職できた」（1位）、「独立・起業できた」（1位）でランクインしており、5項目に入った「営業・セールス」を上回った。

リスキリングで良い結果につながった人が学んだのは？（Appliv調べ）