偽物のブランド品購入経験 「偽物」と知っていて購入した人は約半数 なぜ？（1/2 ページ）

[コネムラメグミ，ITmedia]

　買取専門店ウリエルを運営するクオーレ（愛知県大府市）は、10〜70代以上の男女を対象に、「偽物のブランド品」に関する調査を実施した。どのような偽物のブランド品を購入したことがあるか聞いたところ、1位は「財布」（125人）だった。

クオーレは、10〜70代以上の男女を対象に、「偽物のブランド品」に関する調査を実施した（出所：photoAC）

　2位は「バッグ」（90人）、3位は「洋服」と「時計」（いずれも27人）、5位は「アクセサリー」（20人）だった。

　同社は、「財布やバッグなどのブランド品を中心に偽物が多く製造されていて、だまされて購入したり、正規店のブランド品は高額であるため、偽物と知っていながら入手したりする方が後を絶たない」という。

どのような偽物のブランド品を購入したことがありますか？（出所：プレスリリース、以下同）

購入したブランド品が偽物かどうか知っていた？

　偽物ブランドの購入者に、購入したブランド品が偽物かどうか知っていたか尋ねた。「偽物と知らず購入した」は51％、「偽物と知っていて購入した」は49％と、票数はほとんど変わらなかった。

購入したブランド品が偽物かどうか知っていましたか？

　偽物と知らず購入した際の状況と判明方法を聞いた。「インターネットで本国の正規品ということで購入したが、他のサイトなどで確認できる仕様と微妙に異なっていた。仕様が異なる点をメールにて問い合わせしたが、正規品であるとの一点張りの返答のみで残念な気分になった」（40代男性）、「韓国の旅行でバーバリーのマフラーを買った。当時まだ20代だったので道路の脇で山積みでバーバリーを売ってることを不審に思わなかった」（40代女性）などの声が聞かれた。

　偽物と知らずに購入する場合、ネット通販やネットオークションで手に入れるケースが多く、海外旅行の際に購入する場合も多かった。