今週は、大林組、鹿島建設、清水建設、大成建設、竹中工務店の就職者数を集計した「スーパーゼネコンに強い大学ランク」をお届けする。就職者数は、大学通信が各大学にアンケートし、集計したものだ。
オフィスビルとして日本一の高さとなるトーチタワーなどの建設が予定されている、東京駅前の八重洲エリア再開発。大阪駅前の「うめきたプロジェクト」など、大都市で再開発が続く。その中心を担う、スーパーゼネコンに就職者が多い大学ランキングを見ていこう。
ランキングの特徴は、上位を私立大が占めること。上位3大学は昨年と同じ大学が並んだ。
1位の日本大の就職者数は93人で、2位の早稲田大を30人上回っている。就職者が多い背景には、理工学部に3学科、生産工学部に2学科、工学部2学科など、数多くの建築・土木系学科を有することがある。
さらに、卒業生組織の「日本大学不動産建設桜門会」の力も大きいようだ。企業の採用活動の支援を行う、ワークス・ジャパン社長の清水信一郎氏はいう。
「ゼネコン各社に多くの卒業生が就職している大学出身者は、大規模プロジェクトに際して、行政や複数企業と横につながるパイプが作りつくりやすい。特にゼネコンの就職者が多い日大は、桜門会を通して卒業生の連携が強固なことが大きいのではないでしょうか」
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