そんな初代から時は流れて平成8年、「ミゼットII」(1人乗りトラック)が誕生した。
池田工場内の「ミゼット工房」で専門の熟練技術者の手作業で組み立てられたもので、フロント中央にスペアタイヤを抱き、左右に独立した丸目のヘッドライトというユニークな顔。翌年には2人乗りも発売された。
今の時代なら、カメレオンのようなかわいい顔をした電気自動車−と人気が出そうだが、ちょっと売り出す時代が早かったようだ。
地球環境にやさしく−と「従来の軽自動車よりもさらに小さいボディー」を売りにしたが、荷台の積載量が150キロしかなく、13年に生産を終了したのである。
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