東北で「住み続けたい街」として人気が高い自治体はどこか。大東建託が発表した「住み続けたい街ランキング2023<東北版>」によると、1位は2年連続で「宮城県富谷市」だった。2位は「山形県東根市」、3位には「山形県遊佐町」が続いた。
1位の富谷市は、宮城県の中央部・仙台市の北に位置し、豊かな住環境・自然環境が整っている。居住者からは「市民協同の町。市民の声を行政に積極的に反映してくれている」「公共の文化的施設が多くある。生活圏内にスーパーや病院、カルチャー、カフェなどがまんべんなくある」などの声が聞かれた。ゼロカーボンシティの実現に向けた取り組みの実践など、持続可能な将来を見据えた施策も展開している。
2位の東根市は、山形空港や新幹線が停車する「さくらんぼ東根駅」、さらに東北中央自動車道のインターチェンジがあり、東北の中心都市である仙台市と隣接するなど、地理的優位性から人気を集めた。3位の遊佐町は、町のシンボルである鳥海山の伏流水が街の至るところに湧き水として現れることも魅力の一つとして評価された。
4位以下は「青森県弘前市」「福島県桑折町」「宮城県利府町」などが続いた。
街の幸福度を調査したランキングでは、交通・生活の利便性が高く、子育て世代に人気のベッドタウン「青森県おいらせ町」が1位を獲得した。前年の調査で1位だった「青森県藤崎町」は2位にランクイン。3位は住み続けたい街ランキングで1位だった「宮城県富谷市」が獲得した。
調査はインターネットで実施した。対象は東北(青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県)に居住する、20歳以上の男女4万9690人(19年調査4759人、20年調査9886人、21年調査1万217人、22年調査1万1954人、23年調査1万2874人の合計)。
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