「きのこの山」のワイヤレスイヤホン発売決定 食べ物ではありません(1/2 ページ)

» 2023年11月17日 17時55分 公開
[産経新聞]
産経新聞

 明治の人気チョコレート菓子「きのこの山」と「たけのこの里」は、どちらが人気かー。論争が続く中、明治は17日、東京都内で「KINOTAKE GLOBAL SUMMIT(きのたけグローバルサミット)」と題したイベントを初めて開いた。海外での両商品の認知度を高めるグローバル戦略として、世界でどちらの人気が高いかを決める総選挙を行う方針を明らかにした。その目玉として、「きのこの山」を模し、127カ国語に対応した同時翻訳機能付きのワイヤレスイヤホンを来春発売することも発表した。

きのこの山イヤホンは翻訳機能付き

 ワイヤレスイヤホンは、きのこの山の傘の部分が小型スピーカーとなったデザインで、プロダクトクリエーターのミチル氏が監修した。同時翻訳機能は、スマートフォンなどで専用アプリをダウンロードして連携させると使用できる。イヤホンを格納するケースも本物の商品パッケージを小さくしたデザインとした。

明治の人気チョコレート菓子「きのこの山」を模したワイヤレスイヤホンのイメージ(明治提供)

 同社によると、「きのこの山」は現在10カ国向けに輸出・販売しており、「たけのこの里」は輸出していないという。海外での両商品の認知度はわずか5%程度と試算しており、「商品をグローバルで認知させていく上で、言葉の山を越えるためのアイテムとして商品化を決めた」と説明する。

 同社が今年7月に「#明治のありそうでなかった雑貨」などと公式X(旧ツイッター)で試作品を公開したところ、大きな反響があり、商品化を求める声が集まっていた。

 イヤホンは数量限定販売。価格や販売方法、実施方針を示した世界総選挙などの詳細は今後発表する。

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